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『睦月の国』の物語 | | 『睦月の国』□
第1章……萌と真弥香、の物語……1
萌hazimeは、どうして自分の名を【はじめ】と読ませたのか、『生母』に尋ねたかった。
だか、彼等は皆、産まれるとすぐ生母の元から引き離され、二度と会うことはない。
それは、真弥香mayakaも、同じだった。
倭国の子供は、産まれると『水無月』の国に移送され、そこで『母』となることを希望した女性に育てられる。
その国には、40歳から45歳の女性しかいない。彼女達はたいてい何度か、無痛分娩で子供を産み、目覚めた時には手元から我が子を引き離された経験を持つ女性達だった。
『睦月の国』には、20歳から25歳の男女が暮らしていたが、21歳の萌が初めて真弥香に出会った時、彼女は24歳だった。
萌も他の男子同様、『弥生の国』での義務教育を終えた後、『師走の国』に派遣され、介護の奉仕に従事した。そこは南海の楽園のような大きな島国で
、80歳以上の女性達が生き生きと暮らしていた。
皆、髪は白く顔はシワだらけだったが、必ず誰がに愛された思い出を持ち、そのことを語る時には、少女のように【可愛い】かった。
萌は、その国で人間の美しさは年齢に関係なく、どれだけ人に愛され愛したかによって決まることを学んだ。
だから、真弥香がもう24歳で自分のことを『おばあさん』と呼んでも少しも気にならなかった。
だが、事実彼女は『睦月の国』では最高齢だし、あと半年もすれば別れなくてはならなかった。彼女が25歳になってしまうからだ。
彼女は、解毒剤の投与を受ける為に『如月の国』に渡海しなくてはならない。
25歳から30歳の女性しかいないその国では、彼女は最年少でしかも、美人だから、萌がその国に移り住める4年後まで、ひとりで待っていてくれるか、考えると夜も眠れなかった。
でも、今は彼女を信じて、精一杯、一瞬も無駄にしないで愛し合うしかなかった。
『睦月の国』の25歳以下の男子は女性との性交渉を禁止されているので、萌の真弥香への思いは膨らむばかりだった。
真弥香も、他の女子同様、15歳から20歳までのあいだ『弥生の国』で乳幼児の世話に奉仕して、子供が大好きになり
何人でも産みたいと言う女の子だから、(年上の人を『女の子』呼ばわりは変だけれど、)
萌は、1日も早く彼女に自分の子供を生んで欲しかった。
□□□
『睦月の国』萌と真弥香の物語……2に続く |
| 2014/3/5 8:02 海外にて 
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