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 齊木魯烏(チム・ルウ)さんの日記「【ユグム】・・・・・・・『第四話』」
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◆62才 1955(昭和30)年7月24日(獅子座) A型 広島在住 アジア(海外)勤務 広島市近辺出身 専門職 文系大学卒 年収 800万円以上 不定期休み 一人暮らし 独身 ◆離婚×1 ◆子供3人 車有り お酒を飲める ◆/細身体型 / 黒髪 黒目 グレー肌 ギャンブルしない
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【ユグム】・・・・・・・『第四話』
【ユグム】・・・・・・・『第四話』
喰いもん・は、・・・無いか、・・・やっぱり。』
十年ぶりに帰ってきたオヤジが言う。
糸の切れた凧のような・オヤジ・に「喰わす」食べ物はない!・・・・・ボクは、そう心中で叫びながら、「喰いもん 」どころか・一滴の水・さえも、渡すもんか!と、思っていた。
事実「飲料水」は、貴重だった。
雨水を貯えるのは勿論、泥水を濾過しても、その量は知れていた。
泥水は、スグに濾過器を詰まらせてしまうので、一度・泥を沈殿させて、その「上澄み」を濾過器にかける。何日もかけて・やっと、500ccのペットボトル を満杯にするというのに、その「水」で、「風呂」なんて・・・・気狂い沙汰だ!
ボク達でさえ、月に一度しか(それも泥水で・だ)「体」を洗わないというのに、いくらオヤジだからといって、・・・・まして何処で拾って来たか分からないような、、、、もしかすると、ボク達の「弟」なのかも知れないけれど、、、、垢と泥で真っ黒の・「この子」の為に使うなんて、もっての他だ。
ボク達が夏に体を拭く水は「オシッコ」を濾過して溜めた「水」だった。オシッコから濾過した水は、「塩け」が残っていて、飲むと・かえって喉が乾いた。
飲料水用の濾過器ではない「小水」用濾過器で作った水で、その水でボク達は、体を拭き食器を洗っていた。その水でさえ直ぐには捨てずに、萱で葺いただけで雨が降れば激しく「雨漏り」する、ボク達の「ホーム」に散いているのだ。

オヤジは、ナリ が何度も往復して一杯にしてくれた「お風呂」(それは・ドラム缶だった。)に入るように、男の子に・言った。何故か「コリアン語」だった。
オヤジの後ろに隠れるように踞っていた「彼」は、まるで弾かれたように・驚いて・顔を上げた。まだ十歳かそこらにしか見えない小柄な「彼」が、モジモジしているのを感じ、何か、違和感を感じた。・・・・タカなど「お風呂」だと言うと小躍りして・喜ぶと、いうのに・・・・
ボクは、「ヨクこんなものを、オヤジは・こんな高地まで持って逃げて来たものだ・・・・ 」と、ドラム缶を視つめながら思った。
オヤジの執念深さに・半ば呆れ・半ば感謝、した。でも、本当に感嘆に値するのは、ドラム缶ではなく・それに入るコトを躊躇している「彼」だったのだけれど・・・。
ママンは「カズは時間はかかっても、始めた事は決して最後迄・諦めない。」と、褒めてくれたけれど、もしかするとそれは「オヤジ」の遺伝なのかも・しれない、、、、と気づいた。
それを苦々しく、感じながら、 ボクは「ホーム」に植えられた 【椿】を・思って・いた。ママンはその種から「油」を取っていた。春になると・大きな赤い花を付け、或朝・ポトン、と地に落ちている【椿】。
その花は・何故かママンに似ていた。「どうして?」と改めて聞かれると返答に困るのだけれど・・・。明るくて、鮮やかで、美しくて、そして何処か悲しげ、だからかも・しれない。

三年前の冬の、或朝・・・・ママンは目覚めなかった。ボクが呼び、体を揺すっても・起きなかった。触ると冷たくなって・いた。
ボク達を飢えさせない為に、七年間も独りで・働き詰めだったママンの顔は「微笑んで」いて、ホントに静かに「眠って」いるだけの・ようだった。
ボクが14、ナリが12、タカが10歳の冬だった。
ボク達はママンが死んで七日目に、三人で「ホーム」のママンが一番好きだった場所(・・・・・それは、ママンとオヤジが二人きりでよく行く場所だった)に、深い穴を掘り・その上に柔らかい蒲団のような土を、敷くように掛けて・ママンを埋めた。
その時タカは何故か、裏山から・長い竹を切ってきて・節を抜き、地面からママンの顔の高さになる箇所を四角に切って突き立て、土をかけた。まるで・ママンが目を覚ましても「息」が出来るように・心配でも、するかのように。
ママンは、よく、【タマネギ丘】(オヤジが最初に掘った「井戸」のある山で、小高い三十メートルほどの【タマネギ】のような形をした丘)の竹林が一斉に白い花を付けたら、「きっと・イイことが、あるわよ。」と言っていたが、それが・「オヤジが、帰って」来るコトなのか、柱や家具や器に出来る竹林が枯れて【新しい家(ホーム)を捜す旅】に、出なくては行けなくなるコトなのか、分からなかったけれど・・・・・。

その時、【声】が・した。
鼓膜では・ない、何か違う器官によって捉えられた【波動】・・・・。
((「・・・・・Your mother is not a  Japanese .」))

驚いた。キョロキョロした。
辺り見回すと、それを言った人間の真っ直ぐな「視線」にぶつかった。
・・・・・オヤジだった!!。

同じ・【声】が、言った。
((「彼女の本名は、イ・チョンヒ。KCIA・韓国情報部・所属の秘密工作員。自分が所属していた、CIA・アメリカ中央情報局との共同作戦【ダレス・プロジェクト】の為に・「北の王国」に潜入中だったが、身分が露見する危惧が発生したため、この私が・脱北・させた。」))

ーーーーーーーーーーーーー!、えっ!!!

ボクは、、、、、息を・のんだ・・・・・・。



((「その危惧とは、かず・お前を【身籠もった】こと・だ。」))


                                                         【ユグム】『第四話
              ・・・・・・『第五話』に続く

2006/8/4   17:52   アジア(海外)にて

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