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 齊木魯烏(チム・ルウ)さんの日記「 タペストリー【1】...あなた・に。」
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◆62才 1955(昭和30)年7月24日(獅子座) A型 広島在住 アジア(海外)勤務 広島市近辺出身 専門職 文系大学卒 年収 800万円以上 不定期休み 一人暮らし 独身 ◆離婚×1 ◆子供3人 車有り お酒を飲める ◆/細身体型 / 黒髪 黒目 グレー肌 ギャンブルしない
◆趣味・興味: 映画/ビデオ, 酒/ワイン, 博物館, 美術館, 猫系
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 タペストリー【1】...あなた・に。
 タペストリー【1】...あなた・に。
 私は、夢を・見た・・・・・・・・・。

 私は月の光を浴びて、蒼白い肌のように艶やかに・ぬめっている一本の木を視ていた。
そこは鬱蒼とした奥深い森で、白い花を付けた木々の・甘い香りに満ちていた。
 私は狂おしい思いで、その木をゴツゴツした手で愛撫し続けた。私の木は時おり、私の手から逃れるように、それでいて甘えるように身をよじらせる。私は、私の木に語りかけながら、木の花にそっと顔を寄せ、その薫りを貪っている。そうした木が、その森には何万・何十万とあり、私と同じような若い男たちが、今夜も自分だけの木を愛撫する為に、この森に分け入っているのだ。
 その森は、処女の森と・呼ばれていた。

 私たちの生まれたその星では、男は始め「石」として生まれる。だから私も・固いゴツゴツした石男なのだ。だが女の子は「種」として生まれ、男親はその「女の種」をこの「処女の森」に植えるのだ。木が成長し、人の形になる頃、年若い石男たちは、処女の森に分け行って、自分を受け入れてくれる木を捜すのだ。これは・と思う木を見つけると若い石男たちはその木に、そっと・触れる。石の指で木の肌を傷つけないように。そうして、毎夜毎夜、雨の日も風の日も、私たちは木を愛撫し続ける。一年が経ち、月が満ちた夜、その木が・白い花を咲かせてくれた時、その木は「私の木」と・なるのだ。その夜から・女の木は、受け入れた男が触れる時だけ、白い花を・咲かせ続けるようになるのだ。
 一年が経ち月が満ちても花を付けなければ、その木はその男を受け入れなかったのだ。こうして・何年も何十年も、石の男たちは、自分を受け入れてくれる木を・捜すのだ。

 木が男を受け入れて半年すると、女の木は少しづつ変わっていく。少しづつ少しづつ・動けるようになってゆくのだ。風が無くとも葉がざわめくようになり、両枝も・たわむよになっていく。八ヶ月もすると、木は男たちの手から身をよじるような「動き」までするようになる。そして十度・月が満ちた或夜・・・・。
 私の木は今、若い女が長い髪に白い花の冠を付け、両手を大きく広げて、私の手から身を捩らせている。その度に両枝の生い茂った葉がカサカサとざわめく。恥じらうように、時めくように・甘えて拗ねるように・・・・。私の手はその下で蠢くモノを感じとって、その日の訪れの近い事を知る。その時が、今日なのか・明日なのか、私は知らない。だがそう遠くない夜、私の木の花が散り、全ての準備が整った時、・・・・この木から・白い柔肌と黒い長い髪、そして石の男には想像もつかない・柔らかい、とろけるような弾力の・ふたつの乳房を持った、ひとりの「生身の女」が、固い・だが・薄い木の皮を破り、白い樹液にまみれて・生まれ出づることを、私は知っている。
 そう遠くない夜、私は私の木から、生身の裸身の一人の「女」を、抱き上げるだろう。

 生まれたばかりの彼女は、まだ何も食べられず、コトバも何も話せない。私は、私の妻に食べ物を与え、コトバを語りかけ、いつの日か・私の「いのち」を、託すのだ。
 生まれたばかりの彼女は、私たち石男と違って、小石や砂を食べて生きるのではない。柔らかい肌を持った彼女たちは、柔らかい流動食しか受け付けない。だから私たちは、野苺や梨や桃や葡萄といった果実や木の実を、自分の口で噛み砕き、柔らかくして・口移しで彼女に与えるのだ。何年も・何年も・・・・。そうして、彼女が自分の足で立ち上がり、 コトバを話せるようになった或夜・・・・・・その時が、本当に来るのかどうか、私には分からないけれど・・・・・・、彼女が、突然「何か」に目覚め・私に抱きつき、私に口づけしてしてくれた箇所、彼女の唇が・繰り返し繰り返し、触れた場所、そこだけが・無骨な固い石の殻が彼女の唾液に溶かされて・柔らかい生身と成ることが出来るのだ・・・・。
 もし、彼女の柔らかい唇が、私の口の割れ目に触れ続けなければ、私の唇は固い石のままだろう。もし、彼女の美しい唇が、私の醜悪な性器に触れなければ、私のそれは永遠に石の殻に閉ざされたままだろう・・・・・。

 そして、万が一・神と彼女に愛されて・私が私の「いのち」を彼女に託すことが出来た時、・・・・・彼女は「私たち」の「種」を産み、そして枯れて・死んでゆくのだ。
私は、彼女と私の種を、満月の夜・処女の森に、植えに行くだろう。そして、何万年かが過ぎ去った頃、私は・風と雨に晒されて、やっと砂に帰ることが叶うのだ。・・・・・彼女が枯れて帰っていった、そして・私たちの「命の種」が育まれている・この星の大地に・・・・・・。
 もし万が一・私と彼女の子が、男の子なら、私の息子は、彼女の最も柔らかく傷付き易い場所を引き裂いて、私の妻を殺すだろう。彼女も、自分の息子に初乳を含ませながら・死んで行くだろう。私の母のように・・・・。だから、私たち石男たちは誰もが皆、一度は・柔らかい腕と、暖かい母の乳と、その愛に・触れたことが、ある・のだ。

 まだ見ぬ私の妻と・私たちの子の為に、今宵も・こうして、・・・・ 蒼白い月の光と、コトバに出来ない何か大いなるものからの愛とを、全身に浴びている事を感じながら、いつの日か必ずやって来る・生と死の・一瞬の永遠の煌めきの訪れを、信じて・・・・、今も、私は、彼女に・触れ続けて、いる・・・・・・・・。

・            ・・・・・・・・・・、私は・そんな、夢を見た。

                                             タペストリー【1】・・・・(全3部 第一巻)「完」

・・・・・他人(ひと)に・幸せ・を、恵む・ことが、
本当は「自分」の・幸せ・なのだ、、、と・知る・
アナタ」に、・・・・・捧ぐ。

          2005年/9月11日

2005/9/11   17:48   アジア(海外)にて

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