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最初の日記
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【エロス論】★☆★「言葉」を必要としない・ほど、『溶け合って』いれば、「距離」は、「僕たち」を・隔てられなんだ・☆★☆ | | 中世スコラ哲学の大家アベラールは、貴族の子弟に「神学」と「哲学」を教えていた。その中に17歳の美少女エロイーズがいた。彼女を叱責する為に「尻」を叩いていた彼はエロイーズの苦痛と羞恥の表情を見るうちに「肉欲」に負け・我を忘れ・情交してしまう。彼女は「身籠もり」、怒った父親によって彼は「去勢」される。僧侶となった「彼」と、尼僧となった「彼女」の書簡は有名で、その中で彼女は書いている。
「貴男にとって『妻』という言葉が神聖で名誉あるとしても、私にとっては貴男の『情婦』と呼ばれる事のほうが、嬉しいのです。もし貴男さえ御許し下さるなら、いっそ貴男の『娼婦』と呼ばれたいのです。』
■ アベラールとエロイーズの「恋」のような精神のエロスだけが「挫折」しない・のだ。 スコア哲学は過度の倫理性を自らに課すが、その権化のような40歳の「大学者」が17歳の少女の「尻」を叩くという行為によって・地位も、名声も、権威も、信仰さえ・失って、しまうのだ。まして理性など。だが、ここからが・凄い。復讐として去勢され「男」でなくなったアベラールを尼僧となって尚エロイーズは、愛し続ける。「いっそ・貴男の『娼婦』と呼ばれたい」と。■この精神のエロテシズム・つまり・決して「報われない・叶わぬ」欲情こそが真に『挫折しない』それ・なのだ。・・・残念な、事に。
【後日譚】アベラールは、燃えるような恋情に「キリストの花嫁」の戒律も犯しかねないエロイーズに精神の愛、ひいては神へのアガペーを説くが、焼け石に水で、彼女は言い放つ。
「私が気に入られたいのは貴男であって・神ではありません。私を尼となさしめたのは、貴男の御命令であって・決して神への愛などでは、ないのです。」
40男(いや・元男)の大哲学者の苦渋に満ちた困り果てた顔が、目に浮かぶ。17歳の・それもたった「一度」抱いただけの小娘に・だ。いや、だからこそ「純粋」で「一途」なのだが・・そう、彼ほど幸福で不幸な「男」は、、、いない・・・。【続く】 |
| 2004/3/31 23:29 宮島/大竹近辺にて 
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